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「副業・兼業の労働時間管理の在り方に関する検討会」報告書が公表されました。

2019.09.01

法改正情報

 厚生労働省の「副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する検討会」は、これまで9回にわたり行った検討会の報告書をとりまとめ、8月8日に公表しました。
 副業・兼業の労働時間管理について、現行制度では、事業主が異なる場合であっても労働時間を通算することとされていますが、複数の事業場の労働時間管理は実務上困難なことから、実効性のある労働時間管理方法等について、検討が重ねられてきました。
 報告書では、主に労働者の健康管理、時間外労働の上限規制、割増賃金の観点から、原状の課題を整理した上で、今後の労働時間管理の方向性について、いくつかの選択肢を示しています。その中でも時間外労働の上限規制と割増賃金については、いずれも「労働者の自己申告を前提に通算して管理することが容易になる方法を設けること」と「労働時間を通算せず、各事業主毎の労働時間のみで管理すること」の両方が選択肢として例示されています。今後は、この報告書の内容を踏まえ、労働政策審議会において引き続き議論が行われます。

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